和歌山の坂の町2 「雑賀崎」

2013/02/15

坂の上から見る漁港の風景。


田野浦での撮り歩き中に、地元のおじさんから「雑賀崎では旧正月のお祝いで漁船が
大漁旗揚げててにぎやかだよ!」って! そこでやってきました雑賀崎。ここは田野浦
の西隣の入り江で、雑賀党の本拠と伝わる地。


ウィキペディアによると、

「戦国時代は雑賀衆と呼ばれる一揆集団を組織し、数千丁単位の数の鉄砲で武装した
きわめて高い軍事力を持った傭兵集団としても活躍。又海運や貿易も営んでいた。」

だそうです。

なんか勇ましい歴史ロマンな土地なんですねぇ。




そんな土地とは知らずにいつもの坂の町萌え、階段萌え散策のスタートです。

まずは漁港で大漁旗揚げた船をパチリと。旧正月のお祝いといっても露店が5,6店並んだくらいであとはいたって静かな
漁港でした。それよりもなによりも遠くに見えてる坂の町に目が釘付けです(笑)




さあ、早速、雑賀崎集落の散策スタートです。




先ほどまで歩いていた田野浦よりもはるかに生活感があって「生きている町」に感じる雑賀崎集落。




それでも一歩中に入ればすぐに現れる坂の道。




そんな道をあっちへふらふら、こっちへふらふら。




この色と突然飛び出すボイラー?の煙突。やはりこの色使いはまさに釜山で見た
「甘川2洞のタルトンネ」そのものです。




日本の、こんな家から近いところであの懐かしい風景に似た絵を見れるとは。




見上げて、見下ろして。満足なり。




漁村だからか、どの家も屋外に流しが設置されています。お魚食べ放題なのかな?




そしてここでも井戸があちこちに。




細い路地をくねくねと。




建物の作りも興味深い。




もはや使われてはいない流し台だけど、背景の廃屋とともにまだ生きているような気配が。




さあ一度平地に降りて、ここからは階段萌え編です(笑)




もうひたすら上って




下って




曲がって




分岐して




また合流して




一気に下る。




エンドレスで続く美しい階段と路地の風景。




だいぶ上まで上がって




頂上近くまできましたか、古い作りの美しい家です。




行く手に緑が見えて、もう頂上はすぐそこ。




こんなところまでどうやって家を建てたのか?




不思議なくらい一切車の入れない集落なのに立派な家が建ってて......(^^;




最後には家がなくなって、所々にある小さな畑へと続く小道。




イタリアの地中海沿いのもうほとんどフランスに近いあたりに、小さな入り江ごとに孤立した村が5つ、チンクエテッレ(5つの村)
と呼ばれる小さな小さな集落があります。この雑賀崎の写真をFBにアップしたら、あにいさんが「チンクエテッレみたい!」って。
なるほど、たしかにそんな感じですね。

そんな5つの村の一つ、ヴェルナッツァで過ごした若き日の1日を思い出しつつ「やっぱりだいぶ違うかなぁ(笑)」って......




朝からたっぷりのフォト散歩に満足した後は、雑賀崎を見下ろす高台の「海の見えるcafe&bar スハネフ14-1」でランチタイム。

ママさんがチンク見て10ヶ月ぶりの僕たちを思い出してくれました♪




店内では前回訪れたときには無かった駅が増築されていたり(笑)




店内を走り回るミニチュア鉄道に囲まれつついただいたのは、わさびバター醤油豚丼(笑)

これはかなり癖になるお味です♪




窓の外、テラスの向こうには雑賀崎の集落と漁港の風景が。

楽しい散策でした。


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和歌山の坂の町1 「田野浦」

2013/02/13

和歌市内から数十分車を走らせて和歌浦を通りすぎた奥和歌浦と呼ばれるあたりに、
山の急斜面にへばり付くように広がる古い漁村の集落があります。以前、偶然立ち寄
ってその坂の町並みに感動した田野地区
です。

あの時は買いたてのiPhoneのみで写してたのですが、やはり写真としてのトーンは
ちゃんとしたカメラに及びません。次回はちゃんと一眼レフで写そうと再訪を誓ったと
ころ、今回約10ヶ月ぶりに訪れることとなりました。




前回と同じ坂の上からのスタートですが、やはり同じ様式の建物が並ぶ景色は美しい。




坂を下り始めると遠くにかすかに見える海。漁村にもかかわらず、海の見える景色は
ここ田野浦にはあまりありません。




というのも細い路地道はくねくねと曲がりくねり、遠くまで見通しのきくところはほとんど
ないのです。




そして両側から軒が迫り折り重なっていて、空もわずかに見えるだけ。




立地といい家々の立ち並び方といい、なにか閉ざされた小さな世界に迷い込んだよう
な錯覚に陥ります。そんな違和感が妙に心地いい。




たまに遠くまで見通せる路地がありますが、それもこの程度。




たいていの路地の奥にはなにがしかの建物に阻まれて見通しはききません。




そんな路地の奥にあるわずかな空間には時々古い井戸があったりします。




そして整然とはまったくしていない時間の止まったかのようなかすかな生活感。




今日は朝早くに家を出て午前の早い時間からの撮影なので、余計にそう感じるのかもしれません。




所々に現れる空き地でようやく家々の裏側がのぞけます。




なによりも惹きつけられるのはどこまでも続いていそうな階段たち。




分岐して、




合流して。




ここではほぼ道=階段です。それはまるで韓国の坂の町「タルトンネ」のようです。




分かれてはまたどこかで交わる階段たち。そんな景色の中を上って下ってするのがなぜか楽しくてしかたない。




そんな坂の町も上のほうには海の見える絶景の館が。




すごくカラフルなこの一郭。




井戸がたくさんあるこの集落ですが、今も使われているものはあるのでしょうか?
この井戸もかつてはモーター付ポンプで使用されていたのでしょうが、今ではモー
ターなしで錆びたカタツムリ型ポンプだけが取り残されていました。




こんな狭い路地ばかりの集落なので、ガスはもっぱらプロパン。前回の来訪時もプロ
パンガスのボンベを担いだガス屋さんが急な坂の階段を下る姿が見られました。

大変です。




商店というのはほんのわずかに見かける程度。




ただひたすら路地裏をぐねぐねと




それこそ縫うように歩き続けます。




そうやって無心で歩いて上って。




たまに振り返って景色を眺めて。




大いに満足した、この日の朝の散策その1でした。




さあ、パラレルワールドから飛び出して、また次のパラレルワールドに向かうとしましょう♪



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