タイ・ラオスの旅<ウドン・チェンマイ編>

2010/01/25


ラオスを後にし、またタイに再入国。
ビエンチャンから国際バスでウドンターニーまで戻る。わずか2時間でバスターミナルに着く。北の方から下ってきたのでてっきり北バスターミナルに着いたつもりが、じつはセントラルバスターミナルに着いていたというのは後で知った話。とにかく今夜のバスでチェンマイに行きたいので西バスターミナルまでトゥクトゥクで走る。事前にネットで得た情報によると、西バスターミナルは現地語で「ボーコーソー」というらしい。その言葉とイサーン方言のありがとうの「コップチャイ・ラーイラーイ」がよくウケた。

タイ東北イサーン地方はどこもなんにもないと思ってたけど、この町はけっこう規模が大きくて、中心部にはデパートもあったりとなかなかの都会っぷりだった。市街地を外れて西バスターミナルが近づくと、なかなか落ち着いた雰囲気の町並みになってきていい感じ。バスターミナルで今夜のチケットを買ったけど、バスが出る20時まで4時間もある。バス会社のオフィスのおばちゃんに荷物を預かってもらうようお願いして、ちょっと町を散策してみる。町の地図はネットで入手済みだったけどここは町の外れだし、どこがこの町の中心かは不明なのでトゥクトゥクまかせに走る。着いたところは最初に到着したバスターミナルの近くだった。

写真は人力車のじいちゃんと。けっこうお歳でいい若いもん?が後ろに乗るのはけっこう恐縮なんですが......でも、じいちゃんまだまだがんばってます。



町を通りに沿ってぶらぶら適当に歩き回るも大してなんにもないので、こんどは裏道をぶらぶら歩く。



町の中心部といっても1本裏に入るともう生活感がある。高床の家とだらーんとだらしなーい犬(笑)がいかにもタイです。

途中、英語の出来るおじさんが家から出てきてちょっとお話したり、なかなか楽しい散歩でした。



ウドンターニーでは毎晩やってる常設のナイトマーケットがあって、仕事を終えた家族やカップルが繰り出してきます。こんなオシャレ街もあれば、生々しい市場もあって、夜が楽しい町みたい。



とりあえずフードコートで腹ごしらえ。タイのビールと言えばシンハ・ビアが有名ですが、このチャン・ビアもなかなかくせの無い飲みやすいお味。それでいてアルコール度数は6度と、弱い私はこれ1本でしっかり酔えます(笑)

腹ごしらえも終えて、ほろ酔い気分でまたトゥクトゥクに揺られて西バスターミナルへ。もうバスが来ていて、乗り込んだらバッタンキュウで夢の中へ(笑)



夜行バスで一夜を過ごし、目が覚めてしばらく走ったらもうチェンマイの町外れのバスターミナルだった。バスを降りると客引きが群がる。ほとんどがタクシーの客引きなので、振り切って適当なソンテウという乗り合いトラックに乗り込む。ソンテウは十数台が停車中だったけど、どれがどこ行きかもよく分からないし客引きもうっとうしいので、すべて分かってるよって素振りで客が何人か乗ってるソンテウに乗り込んだ。それから他の客に地図を見せて自分の行きたいあたりに行くか聞いてみる。どうやらOKそうだ。

こういう地元の人たちに混じっての移動はほんとに楽しい。途中どんどん客が乗ってきて、みんなで新たな客が乗れるように詰め合ったりと、なんか現地の日常にほんの少しだけおじゃまさせてもらってるようで。そして、そういうときに出会う人たちはいつも親切だったり、素敵な笑顔を見せてくれたりするもの。



川を渡り、だんだんと町っぽい雰囲気になってきて、通りの標識にターペーストリートの文字が見えて、旧市街の城壁が見えたそこは目的地のターペー門だった。

14年ぶりに訪れたチェンマイの旧市街入口だ。
ここは私と家内が初めて出会った町。なんかとても懐かしくて感慨深いものがありました。



旧市街に入って適当な裏道の静かそうな宿を捜し歩く。しかしちょっと朝早すぎてチェックアウトの客がまだ出なくて、どこもフル。
そんな中もうすぐ掃除の終わる部屋があるという宿があり、そこで朝食をとりながら待つことに。

ちなみに宿の名前は「ホワイトハウス」でした(笑)



こっちの安宿は、1Fに簡単な現地ツアーや各種チケットを扱う代理店をかねたレセプションと簡易喫茶食堂があるパターンが多くて、ここもそんな感じ。



そして人懐っこい犬がお出迎え。客は対等と思ってますから、平気で客の椅子に割り込んできます(笑)



朝食を終えた頃には部屋が見れるということでチェック。バストイレがインサイドでベランダやTVにクーラーもあって、かなりポイント高い部屋なので即チェックイン。350バーツ(¥980)という値段も金の無い長い旅をしていたころとは違って、時間の無い今では十分安いと感じるから不思議。



ちょっとだけ地の利のあるこの町ではスクーターをレンタル。24時間借りて120バーツ(¥350)となかなか利用価値が高い。チェンジもカブと同じロータリー式で運転も楽ちん。



昔着たときはろくに観光もしてなかったような気がするので、今回は少しお寺巡りなどしてみた。



小ぶりで落ち着いた感じのお寺が多くて、けっこういいもんでした。



なかでも面白かったのはこの仕掛け。



龍の竹筒に水を入れて、ロープで昇らせます。



目指すは仏塔の上の仏像です。



ロープをぐいぐい引っ張って.....



昇りきったらもう1本のロープを引っ張り竹筒をひっくり返して水をかけるというもの。

しかし仏様には水はかかってないような......



干支はだいたい日本と同じようですね。



チェンマイの町外れを流れるピン川。バンコクを流れるあのチャオプラヤー川の主要な支流のひとつだそうです。



なんかまったりした気分にさせてくれる景色です。



もうひとつ運河のような川も。川沿いはなぜか生活感漂う景色があって好きです。



かなり古そうな歴史を感じる高床式の建物。
昔はこんな建物ばかり並んでたころがあったんでしょうか?



この犬もお寺のお堂のまん前を占拠して至福の時を過ごしていました(笑)

タイの犬はとにかくいつでもどこでもだらーんとだらしなくリラックスしきってます。飼い犬も野良も等しく首輪でつながれるようなことなく自由にまったりタイムを楽しんでます。これがタイ人の考える幸せの図なのかな?と思えるような......(笑)

タイの人は、とにかく人にも犬にも何に対してもすごく寛容です。なにかこちらに粗相があってもマイペンライ「気にしなくていいよ!」の一言で済ませてくれます。そして自分たちも好き勝手に振舞い、こっちがマイペンライと考えることを期待します。期待するというか、それが当然と思ってます。そんなタイでは何事も予定通り、思い通りにはいかず、そしていいかげんなタイ人にはよく振り回されることもありますが、その気質や価値観を理解すれば本当に楽な気分にもなります。

ゆっくりと生きているタイ人。なにごとも急がないのです。そんなタイにしばらくいると、日本はなんて窮屈な国なんだろうと嘆きたくもなります(笑)そしていろんなことにあくせくする自分にも.....(^^; 仕方ないことですがね......

でも、そんなタイのマイペンライな感覚って、チンクに乗る時の感覚と似ている気がしますね。誰かが言ってたチンクに乗るとチンクタイムが流れるという感覚も、なんか日本の日常のハイスピードな流れからほんの少しだけ開放されるような感覚なのでしょう。そして多少のトラブルがあってもマイペンライで受け入れる覚悟、というか気分。
そんな心持で過ごしたいものです。



なんの行列か? と写真を撮った瞬間、ああ、お葬式だと気付きました。

タイのお葬式は14年前に来たときに現地のタイ人と知り合って、その人の田舎のおばあちゃんのお葬式に誘われていったことがあります。なんでもタイのお葬式はお祭り騒ぎだから一緒に行かないか?だそうで......(^^;
お葬式の前日に村中の人でご馳走作って故人の棺を囲んでパーティーして、酔ってお寺で雑魚寝して、翌朝にはだんじりみたいなコマつきの棺(タイの祠のような形の)をみんなで引っ張って空き地みたいな火葬場?で派手な花火仕掛けで棺のだんじりに火をつけてみんなで見送りました。

この写真でもお坊さんを先頭にロープを引っ張ってるので、いまから火葬場に向かうところなのでしょう。



チェンマイの夜もナイトマーケットが楽しい。かなりの数の露天が通りの歩道を埋め尽くします。



広場でも露天の嵐。特に欲しいものが無くても、なんかうろうろするだけでワクワクするから不思議です。



ステージではこの地方の踊りが披露されていたりも。



チェンマイの旧市街はお堀と城壁に囲まれています。



なんでもつい100年ほど前まではラーンナー王朝という独自の文化を持つ国だったとか。



その頃の遺跡なのか、町をぶらぶらしているとあちこちでこのような遺跡を見かけます。
なんか自然に町に溶け込んでるところが面白い。



こちらは旧市街を囲むお堀。歩いてぐるっと回るとけっこうな距離になります。

このお堀の外側と内側でそれぞれ逆方向の一方通行の環状道路が走っていますが、そのほかもやたらと一方通行が多くて、目的地に行くまでにぐるりと大回りすることもたびたびで、慣れるまではなかなか目的地にたどり着けないことも多かったです。それもまた楽しくもあるのですが(笑)



タイの人は王様が大好き。
この町に限らず、あちこちでこのような王様の看板を見かけます。



町のロータリー。仏塔風のデザインがいい感じ。



町中を走るソンテウ。中は暗くてあんまり景色が見えません。でもタイの田舎にはたいてい路線バスが無くて、このソンテウかトゥクトゥクでの移動になります。

このソンテウとトゥクトゥクがひどい排気ガスで、バイクで後ろを走ってると半日で喉が痛くなります。



そんな公害の中心部を離れて、車で1時間くらいのカントリーサイドまで出かけてみました。



目的はこのマイクロプレーンに乗って、チェンマイ郊外のカントリーサイドの風景を上空から満喫しようということです。



これを知ったのは、宿にチェックインしたときにいろんなアトラクションのパンフレットがあって、そのなかでこのマイクロプレーンの遊覧飛行というものを見つけたからです。宿のマネージャーに電話してもらったら幸いその日の夕方の予約が取れました。



このマイクロプレーン、乗り心地は最高で、離着陸も飛行中もすごく安定していてほんとに楽しかった。そして、上空からの景色はほんとうに最高だった。



翼にビデオがセットされていて、飛行中のDVDも作ってもらえます。
パイロットの人も親切で、飛行中いろいろと楽しい話ができていい思い出になりました。



そして、カントリーサイドに沈む夕日も素敵でした。



旅の最後に今回の大きな目的のひとつ、私と家内が初めて出会った郵便局を見つけることが出来た。なかなか当時の記憶もいいかげんで、まともな地図も持たずにいい加減な記憶のイメージだけで探してたせいかなかなか見つからなかったのが、最後の最後で偶然見つけることができた。

当時は二人とも一人旅中で、冬の中国やラオスを抜けてタイに来た私が冬の装備を日本に送るためにこの郵便局に来たときに、南の方から一人で来た家内と偶然初めて出会ったのでした。(*^.^*)
ほんとは出会って10周年とかで来たかったんだけど、旅行漬け生活からきちんと社会復帰してまた短いながらも旅行できる身分になるまで長くかかってしまい、14周年での再訪となりました。

記念にこの郵便局から自分たち宛てにポストカードを送りました。
また何年か後に同じようにここを訪れられますように。
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