カバ吉のお見舞いへ

2010/12/11


今日は仕事は休みで、1ヶ月ぶりにカバ吉に会いにオートマイスターへ。今回の入院は決まりきった治療というわけにはいかない部分がメインなので、その方向性が固まるとかなにかの進捗があるまでは、覗きに行かないでおこうと決めていた。そして先日、電話いただいて、ボディー関係で当初の予想以上に手を入れとかないとという箇所があるとお聞きし、今日の訪問となりました。



朝からお伺いして、早速いつものように分かりやすく状況を説明していただいた中で、最初の問題はボディーに関するところから。

どうやらうちの子は左後方に事故の形跡があって、左リアのパネルを交換しているらしいとか。そのボディーのインナー側とアウター側の接続部がちゃんとくっついてないとか。タイヤハウスにカメラを突っ込んで見てみると、たしかに継ぎ接ぎされた鉄板が確認できるものの、一番外側が張り合わされてないのが分かる。というか、インナーボディーの先端部が......ない......(^^;



ここを触りながらボディーを強く揺らしてもらうとインナーとアウターがズレて動いて、一体でないのが分かりました。これではアウターボディーと合わさって成立する分の強度が無い状態ということで、後ろがフワフワした乗り心地になったのも関係あったりするのかも?

左リアのサスが後方へズレる原因と思われたリアシート下フロアの腐食は思ったほど酷くは無かったそうで、むしろこの部分の問題の方が強く関係している可能性も高いとか。車高が急に下がった原因なんかにも関係してそうらしく、これはほうっておくワケにはいかないとのご判断で、ここは潔くざっくり切って作り直す必要があるそうです。



さらには反対側の後方ジャッキポイント。ここも内側の溶接部が外れていて、外側だけでもってるとか。今後の重整備において重要なので、ここも見過ごせません。
そしてこのあたりもちょっと触るだけでボロボロと腐ったボディーのカケラがパラパラと降ってきます。



以前の板金修理のいい加減さを物語るに十分な証拠も出てきます。これ、カメロンパンさんが目の前でボディー裏から取ったものです。なんと板金のごまかしに貼られたアルミテープ。「こんなのがなんぼでも出て来ます」って......(^^;

roadkingさんのちょんまげ540でも似たようなことがされてる部分があったけど、あれはドア内側のそんなに強度が必要では無い部分。パテの鬼盛りだけではあきたらず、こんなとこにそんなものまで使われてるとは。ここもしっかり手を入れないと。



ちょっと触るとかんな感じです(笑)



エンジンマウントの固定される部分も、車体を揺らすとボディーとつながってないことが分かりました。エンジンの吊られ方も危うい状態だったようです。ここもしっかり溶接してもらわないと。

そんなこんなで、板金作業は当初の希望的予想を大きく上回る難作業が加わりました......(T.T)



ひっくり返った亀のように無防備なエンジン......(^^;
もう、どうにでもして〜な状態です(笑)



そんなエンジンの油圧低下の原因は、まずはクランクシャフトとカムシャフトの軸受けとのクリアランスが磨耗によって大きくなったことが考えられるそうです。そのガタ分の隙間からオイルが漏れて油圧が下がるという見立て。それぞれ事前にガタの分量を測定器をセットして測っている動画を見せていただいてたのですが、今日もあらためて目の前で採寸しながら丁寧に説明していただきました。このあたりがかなり以前から油温が上がると信号待ちで油圧警告灯が点灯していた原因なようです。

ここはクランク側が軸受けのパーツ(何て名前か忘れた)を交換することで100分の2ミリとかのレベルの改善が望めるとか。カム側は軸受け=エンジンブロックなので交換というわけにはいかないけど、ブロック側の磨耗はそんなに酷くは無いそうなので、予算が許せば新品のカムシャフトに帰ることでまた100分のいくつかのクリアランス改善ができるとか。この両方を行えば、おそらくは油圧の問題も解決するだろうとのこと。そして、どうせカムシャフトを替えるなら、ハイカムにしてしまおうかという邪念が頭をよぎります......(^^)v タンニナオルダケデナク、ナニカタノシミモホシイ



そして入院待ちのあいだに一気にズドーンと油圧が出なくなった原因がこれ。クランクシャフトのメクラ蓋が外れかかってて、そこからオイルがダラ〜リ漏れて来るのがこの目で確認させていただけました。もう1箇所のメクラ蓋もカシメが不十分だそうで、そのままだとそっちも外れてただろうとのこと。



そんな感じでエンジンの油圧不良は大事にならずに修理改善出来そうでほっとしました。(いや、ここまでバラしてもらってすでに大事かな?)



あとはジェネレーターですが、こちらはブラシの交換で直ったとのこと。さらにリアサス部補強用のパーツもみせていただき、その方法もあらためて聞けて、治療の方向性も固まりました。
いつもながら素人にも分かりやすい誠意のこもった説明で、財布はともかく気持ち的には安心してお任せできる心境です。

気持ちの整理もついたので、あとはめったに見れない愛車のこ〜んな恥ずかし〜い姿をたっぷりと見ておくことに(笑)



バッフルプレート付きの4Lアルミオイルパン装着にあわせて納車整備時に取り付けてもらった、オイルストレーナー・エクステンション。納車整備直前にオートマイスターから入手できたもので、もうこれが手に入らなければバッフルプレートは外してしまおうかと思ってたところだったので、あの時はほんとうれしかったなぁ。



もっと汚れが酷くて真っ黒なのを想像していたけど、意外にきれいなエンジン内部。



ピストンもけっこうきれいな状態とのお話をいただき、気を良くしてしまった(笑)



クランクシャフトの回転がタイミングチェーンでカムシャフトに伝わって、カムシャフトのギアとデスビのギアがかみ合ってデスビが回って点火タイミングが決まる。「なるほど、だからタイミングチェーンなんだー」とか、いまさらながらそんな基本を目の前の教材で習って、ひとり唸ってしまった私......(*^.^*)

お邪魔するたびに、楽しい講義を受けた気分です。



ミッションも地面に鎮座してた。ここは今回はドライブシャフト交換のみで。いつかオーバーホールするときは、ファイナルを替えたいなぁ。



「退院は春くらいまでかかりそうですか?」の質問に、「寒いうちにはなんとか退院できるでしょう」とのお返事。

う〜ん、待ち遠しいぞぉ〜



今度帰ってくるときにはまた安心できる部分が増えて、安定したチンクライフにまた一歩近づくことに。そういうのを繰り返して、いつかはほとんどの部分の状態が把握できるようになるんだろうか?

その日まではいばらの道かもしれないけれど、なんとかがんばって付き合っていけるといいなぁ。



お店のとなりに完成していた駐車場にはこんな子たちが。まさに「いつでもチンク会」状態でした(笑)

またいつか一緒に元気に走りましょう!
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Comment
ボディの
痛みは盲点でしたね(汗)うちも怪しいですけど。
チンクは一緒に宙に浮いてます(笑)
大手術…
ホットさんお久しぶりです!
カバ吉のボディがここまできてるとは思いませんでした。
溶接はイタリアで行われてたんでしょうかね?
リ○ルさんで購入前に説明ぐらいして欲しいものですね…
ホットさんがオーナーでなければ、手放してるオーナーは沢山いたと思います。
ある意味カバ吉は幸せ者です!!

来年にはハイカムでかっ飛ばせそうですね!!
秘密のコメント
ブログ管理人への秘密コメントです
僕も・・・
かなりボディは重症だったんですね・・・

でも、直せるところはキッチリ直しておくと
安心できますからね。

それにしても誰の作業か分かりませんが酷い手抜きですね・・・

ホットさんがオーナーで良かった、カバ吉くん。

僕もエンジンが待ち遠しいです。。。

春かなぁ・・・夏か???(笑)
う〜む
こんばんわ やはり高くつきそうですね。僕も今日休みだったのでオートマイスターさんを覗きにいけばよかったなあ〜、
しかしホットさんの写真綺麗に撮れてるのですごく参考になります。
金掛けた分、気持ち良く乗れると思います。
もう暫くの?辛抱ですね。
ういろうさんのチンクも修理に出てるみたいですね、預かり車をみれば。
 
僕は今日ウオッシャーモーターを付けてみました。
ホットさん、また見てください。プチ自慢させてください。(^_^)b
ono号も長いですね
nuova51onoさん

ono号もいっしょに浮いてますねぇ(笑)
ボディーはここまでとは思いもしませんでしたが、なんか雑誌で見るような話が自分のことになったというのが不思議な感覚です。リアフェンダーは豪快にチョキチョキ切り取られて再生されるとか......(^^;マジデ?
ハイカム、70度か80度か、それが問題です(笑)
shigemixさん

えらいことになってるでしょう(笑)
表面的にはそこそこきれいなカバ吉ですが、ちょっと裏側を見ればたいがいな状態です。厳密には他も酷い状態なんだけど、とにかく車として強度的に手を抜けない部分だけに絞って板金してもらいます。それだけでもナスの半分以上が吹っ飛びますが。もし全部やったら......板金だけで小型車を新車で買っておつりが来ますよ(笑)

購入前から板金の悪さは素人目にもひと目で分かるくらいでしたが、色と値段と雰囲気で決めちゃったのでしかたない。そして購入前に比べると、うちに来てからの2年で相当進行したので......(^^;シカタナイ 板金は多分本国だろうとのことでした。恐るべし伊太利亜(笑)

そういう部分もひっくるめて、買うときには自分で目利きし判断できないとだめなんでしょう。あとは自己責任です。まぁ、うちに来た以上はできる限りのことはしたいですね。

そうそう、ハイカム、70度か80度か、それが問題です(笑)
それくらいのおまけの楽しみないとねぇ!
そういう風にお金かけてみたい
KAMEOさん

触るだけでもボロボロ腐ったカケラが落ちてくるのに、びりっと剥いだらアルミテープだなんて面白すぎます(笑) ほんとチンクって車はなにからなにまで面白い。悲劇も喜劇になっちゃいますね......(^^;

スペシャルエンジンかぁ.....待ち遠しいけど楽しみですね。
うちのも修理ばっかじゃなくて1回くらいそういうことにお金使ってみたいです(T.T)
電話すればよかったなぁ
高石チンクさん

なんだぁ、迎えに着てーって誘えばよかったなぁ。
写真はクリックしたときのサイズを今回はいつもより大きいサイズにしてみました。
予算はやっぱり余裕でオーバーしましたよ(T.T) マフラーやコニーのショックどころではありません。しかもまだ板金はやってみないとのまだ未知数な状態でです。

ういろうさんのチンクも並んでましたよ。いつみてもお洒落な内装がうらやましい。ボディーの色にマッチしていて見入ってしまいます。どんなメニューでの入院なのか気になりますねぇ。
 
ウォッシャーモーターって、電動でウォッシャー液だすやつですか?
ぜひぜひ見せてください!


なんといっていいか・・
昨日今日と車検の為にオートマイスターさんにクルマをお預けしており、
その際にカバ吉くんの話を聞きました。
激しい怒りと悲しみを禁じ得ません。

何も言えません・・・。
カワイイ愛車の復帰を信じて待ちましょう!

その間、土日にはバイクか僕のnew500で遊びに行きましょう。
いつでもお付き合いしますよ!

昨夜はカバ吉くんと、ウチのちょんまげ540は、枕を並べて・・・という
ワケではないけど、同じ駐車場でお泊まりだったのですよ(笑)。
直ってくるのが楽しみですね
 こういった車はたくさんあるので、ホットさんみたくちゃんと手を入れて直されると末永く乗れる車になるんでしょうね。 自分の車もそうであっただけに親近感を覚えます。
 ちゃんと手を入れた車は、かけた分だけ車の良さが戻ってきますので、帰ってくるのが楽しみですね。 またランデブー走行できるのを楽しみにしてます。
同じく入院中
こんにちは。入院中なんですね。私のもです(笑)。
費用にどきどきしつつも、わくわくしている状況です。
こちらはかなり大掛かりですね。
昔ジュリーが唄ってました「お前のすべてが見たい〜」。
ボディもいろいろ履歴が見えたようで。かなり見ちゃいましたね。
いずれにせよ錆び易いクルマですからこちらもいつかは・・。
しばらく掛かりそうですが、こうやってどんどん愛着が増しますね。
ボディカラーすごくいいですね。
新しい駐車場で
roadkingさん

しばらく一緒に走れてませんが、一緒にお泊りでしたか(笑)
とにかく覚悟して信頼してお任せしましたので退院を楽しみに待つのみですが、まずは板金作業の程度と進捗が最初の待ち遠しいポイントですね。 ほんと、また土日に休めたら遊びに付き合ってください!
またポーリで
fiat124としさん

完全に手を入れた状態には程遠いですが、可能な範囲ででもきっちり手を入れてもらって、すこしづつそういう部分を増やしていきたいです。
末永く、乗れるようにしたいですねぇ。

来年のポーリでも元気にfiat124としさんのチンクを追っかけれるように、元気に帰ってきて欲しいです。そして、今度は最後まで付いてきますよぉ〜
ドキドキワクワクです
BONSAI−CINQさん

おたがい待ち遠しいですね。ほんと退院後の変化が楽しみです。
「費用にどきどきしつつも、わくわく」って、すごく分かります。うちはドキドキしてヘナヘナとなって、また気を取り直してワクワクして......(^^;

専門家に見てもらうたびに、少しづつ愛車の履歴が見えてきますね。うちに来るまでの39年間、なにがあったのかの手がかりが、プロの知識と技術で明らかにされていきます。「お前のすべてが知りたい〜」って感じです(笑)

色は......一番のお気に入りです!
幸せなカバ吉号
カバ吉号、ホットさんに巡り会っていなかったらと思うと・・・。いやぁ、ホント良い乗り手に巡り会って幸せモノです。
しかし、良い乗り手と良いメカニックの融合で、未来に残ってくれる車が出来て良かったです。家のもボロでも未来につながって行けるように頑張りますね。
未来まで
大阪髭親父さん

ほんとこういうレベルまで見極めて対処してもらえる良いメカニックとの出会い、ありがたいです。乗り手としてもしっかり働いて稼いで.......(^^; 長く活躍させてあげないとですね。
でも、それを自らの手で行ってる大阪髭親父さん、ほんと尊敬します。
接し方は違えど、同じ気持ちでがんばりましょう!
愛車の過去
うちのチンクは製造から45年経過しているらしいのですが、きっとこうして解体してみたら、うちへたどり着くまでの履歴が判明するんでしょうね。お金と時間があったら、ちょっとやってみたい。
うちのはホットさんとこのように、ほぼ毎日日常使いしているわけではなく、週に1、2回とか、雨の日は乗らないとか、けっこう過保護にしているので、そう激しく車体や駆動系等の痛みは進まないと思いますが。今は車庫の中で3度目の冬篭りに入っています。冬本番はまだこれからですが、春遠からじ、というわけで、時々庫内でエンジンをかけたりして来年に思いを馳せています。

ところで、最近「クルマ買うなんてバカじゃないの!」という帯のショックな言葉に引かれて「嫌消費世代の研究」という本をチラ見しました。昔々の若者はもっと貧乏だったと思うのですが、いつかはクルマの購入をと、夢を見ていたと思うのです。しかし、今どきの若者は確かに可愛そうなくらい収入がありませんが、例えお金があってもクルマは買わないだろうと。運転の楽しさを知るよりも、維持費や事故などのリスクを避け、チンケな携帯電話の通信費に収入を最大限まわしたいんですと。そんな価値観からすると、いつ故障するかもわからない大古車に金をつぎ込む我々は、大バカってことなんでしょうか。
そういえば、まわりの若いもんの中には、運転免許さえ持っていないという奴が、けっこういたりします。持っててもペーパードラだったり。私は男がクルマを操れないのは、侍が馬に乗れないのと同じじゃないかとさえ思っていたのですが・・・。このままじゃ日本の自動車たちは、数十年後には商用車とかを除いて、いずれ絶滅してしまうんだろうか、なんて暗澹たる気持ちになってまいました。
馬に乗れる侍でいたい
hi-koさん

「嫌消費世代の研究」、ちょっと紹介文読むと衝撃的ですね。物欲全開おもちゃ大好きの私なんかからしたら、どんな思考の人たちなのかちょっとイメージすら沸かない感じですね。私なんかはまったく逆に携帯電話の通信費などは限りなくゼロに近づけて、その分、老体車につぎ込みたいと思ってますから(笑)彼らから見たらどう写るんでしょう? 

「男がクルマを操れないのは、侍が馬に乗れないのと同じ」ですか。なんか納得というか、私も死ぬまで「馬に乗れる侍」でいたいと思います!
もう
お久しぶりです。
もう後には引けませんね。
しっかり直して、しっかり働いてください(笑)
また、高雄でお会いしましょう。
カバ吉のためにもがんばって働きます!
やうじさん

そうなんです、ここまでいくともう後には引けませんん.......(^^;

このレベルの作業って、もっと何年も後のことで、だめな部分だけではなくてもっとちゃんとしたかったんですけどね。ボヨンボヨンとへたってきてフワフワした乗り心地になってしまってるリアサスとかも、今回は予算の関係でブッシュ類交換しかできませんし、板金は強度に関係する最低限です。どうせやるならもっと先でもうちょっとまとめてという欲もありますが、今が安心して乗れないと意味ないので。なにごとも分相応でないとといことで贅沢は言わず、それでもすでに分不相応なレベルな分はがんばって働きます.......(^^;

春の高尾では元気に走らせてる予定ですので、またお会いしましょう!
ときどき拝見しています
車種は違いますが、御歳四十数年のビートルを持っており、同じように外板の問題にオロオロしています。
機関は良好でも外板の錆や痛みを知ってしまうと、末期の病気を告知されたような気分になり、精神的に良くないですよね。

チンク乗りではありませんが、またブログのほうちょくちょくお邪魔させてもらいます。
はじめまして!
エスサポさん

はじめまして。
ほんと、おっしゃるとおりの心境です。
チンクでもビートルでも機関や機械部分はどうにでもなるけど、ボディーはほんと大変ですね。どうやって直されていくのかも感覚的に分かりにくいし、どこまで手を入れればOKかというのがなかなかハッキリしにくいです。ていうか、どこまでやっても不安は残ると思います。予算的にも完璧に仕上げることは不可能だし.......(^^;
でも、そこはやっぱりご老体ですからいたわりつつ、また問題が発見されたなら必要に応じて可能な範囲で手を入れてやるしかないですね。
でも、お互いこの車としては老体の部類に入る相棒を大事にしていきたいですね。

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